宇部市内にある、社会福祉法人千花千彩が運営する緑豊舎さんを訪問。
管理者の永井さんに事業の概要や想いを語って頂いた。
当事業所は2013年に開所し、基本的には、補助金や助成金ではなく、事業収入で運営費や人件費を賄う。
※元は古民家カフェであったところを改装!
緑豊舎の概要
利用者総数は33人で、基本的に、皆さん車で通勤して来ている。
仕事内容は農業や内職や受託業務など複数あり、どの仕事をするかは利用者の選択制に任せている。
そのため、利用者のモチベーションは高い。
※受託業務や内職の業務内容は受注状況によって変わる。
農耕・加工事業
事務所から車で5分の農作業の現場を見せて頂いた。
栽培規模は1.8haであり、
栽培作物は稲・麦・野菜(年間200種類)と野菜の苗作りである。
生産野菜と苗は楠こもれびの郷の楠四季菜市にも出荷頂いている。 ※今後、キッチンカーを活用した販売も検討。
利用者の自主性を尊重
玉ねぎの定植作業を見学した。
玉ねぎの定植は土に植える深さを間違えると全く育たないため、注意が必要。
今回、圃場には管理者が1人と作業者が4人で作業を実施していた。
管理者として心掛けるべきポイントは、「利用者を手助けするのではなく、自立を目的に積極的に仕事を任せる勇気をもつこと」であるとのこと。
その結果、当施設では経験を持つ利用者が新たな利用者に教える雰囲気が出来ている。
すると、管理者の手間も減るため、最終的には利用者への還元が実現でき、時給300円程度と一般的な就労継続支援B型の施設よりも高い水準を実現。
農福連携の理想的な取り組みである。
お野菜を購入したい方はぜひ、楠四季菜市にお越しください!
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